「ちゃんとした学歴」って何ですか?
こんにちは、教育しん研です。
「ちゃんとした学歴ってなに?」
時々質問を受けます。
誤解を生むので、この問いかけにはある程度の条件設定が要ります。
条件①まだ目標がない場合は、就職して自分の住むまち(又は住もうと思うまち)で自立できることに役立つ学歴
条件②既に目標がある場合はそれを達成するための学歴
この2つだと思います。
さて、①からいきましょう。
なるべく簡単に考えます。
①の場合は一番わかりやすい指標が年収だったりします。
しかも労働人口で一番割合の多い労働者(サラリーマン)としての年収です。
単純に、東京都23区の隣接自治体草加市で部屋を借りて、普通に(平均的に)暮らしていける仕事の年収です。
ちなみに平成25年度埼玉県の平均年収は42歳男性で512万円となっています。
そして、東洋経済社の資料によると、
亜細亜大学卒業生の平均年収が533万円
だそうです。
つまり、かなり単純化した考えですが、
埼玉県の平均年収を確保しようと思ったら、単純に、亜細亜大学以上の偏差値の大学を卒業する。
というのが「ちゃんとした学歴」になりそうでね。
そしてそこから逆算して、
「在校生の平均学力で亜細亜大学くらいの難易度の大学に受かる」高校
が、中学生にとって目先の「ちゃんとした学歴」の平均的帰結と言えそうですね・・・
勿論、「高校から大学に進学してサラリーマンになる」
という最大多数派(首都圏では18歳人口の70%以上が大学進学します)についての考察ですので、
「良い職人になる」
とか
「家業を継ぐ」
とかいう少数派のことは全く考察していません。
では。