凡人が逆転するには②
優先順位のメカニズムを少し。。。
人には日々の暮らしの中に優先順位があるのですが、
大きく分けて優先順位には二種類あります。
一つ目が行動順位
二つ目が禁止順位
です。
まずは行動順位の話から。
「暇ができたらしている行動」これを優先第一位としましょう。
優先順位をコントロールするというのは、この行動順位を変えるということなのです。
例えば多くの人が、電車やカフェや自宅で、暇さえあれば、
ゲームをする。
動画を見る。
漫画を読む。
という行動をとっているかと思います。
これを変えるという話です。
実例として昔私がやっていた行動を挙げると、
「電車の中、カフェでは、暇さえあれば浅田次郎を読む」というのがありました。
これは非常に楽な例です。私は浅田次郎の大ファンであるからです。
その結果起きた変化ですが、
良い変化
・語彙が豊富になり、センター試験程度の国語の文章は読めない言葉はほとんどなくなった。
・戦後や高度経済成長期の日本に詳しくなった(メトロに乗って・霞町物語、など)
→日本史・政治経済へプラス効果
・中国史、特に明清に詳しくなった(蒼穹の昴シリーズ)
→勿論世界史の中国史にプラス効果
→波及効果として、他の時代を綴った歴史小説を片っ端から読破し、中国史の殆どを小説で読むという流れにつながり、他の時代にも詳しくなるという効果を生む始末。。。
悪い変化
ほぼなし、強いて挙げるなら、やはり小説であるので、史実と異なる箇所はしっかりと把握して学校社会科と整合性をとる必要があるが、センター試験レベルなら問題なし。
ちなみにこの「暇さえあれば」作戦では、一日平均100分くらいは時間を使ってました。
私の読書スピードはいささか速いので、集中して100分だと薄い文庫本1冊程度は読了します。
ということは、日曜日は家族との時間に置いといても、月に20冊以上を読破していた計算になります。
そういえば浅田先生の作品を読み漁っていたころ(10年ほど前)は、図書館で借りまくって、文庫本出たら買う、という繰り返しでした。ですから、同じ作品を最低2回は読むことになります。また、はっきり言って、好きな作家さんの作品は2回読んで終わることには大抵なりません。鉄道員、蒼穹の昴、などは何度読んだかわかりません。
ゴルフなどに比べたらとても安価な趣味であったと思いますし、塾講師としては趣味と実益を兼ねた、なんとも無駄のない時間だったと思います。大変有効に機能しました。
続く。。。