国語の先生に英語を教わるメリット
こんにちは、教育しん研です。
私は中学生は全科目、高校生は数学と文系科目を教えます。
大抵の講師は理系か文系に担当科目が分かれますが、
私は講師としては珍しく担当科目が広いです。
出身は文系学部ですが、好きで理科と数学を教えていたらこうなりました。
だから、複数科目を教えていると面白いことが多々あります。
英文和訳の時に、例えば、
He often plays there.
を和訳する場合、
「彼はしばしばそこで遊ぶ」
となります。
しかし、しばしば(often)子供達から質問されます。
「先生、”しばしば”って何ですか?」
さて、英語の先生は何と答えるべきでしょうか?
私の塾では、
「頻繁に」
という副詞です。と答える事に統一しています。
理由は、理系講師や高校生の生徒に聞いてみたところ、
「しばしば」は解り難い。
といわれたからです。
それでもわからない場合、
「よく」と訳しなさい、結構、しょっちゅうって意味だよ。
ということに統一しています。
確かに私自信も話し言葉では
「彼はよく、そこで遊ぶよ。」
といいますし、
文章に書く場合は
「彼は頻繁にそこで遊びます。」
となり、あまり「しばしば」は使いません。
国語の語彙力の為に国語の授業ではしっかり解説しますが、
英語の授業では
「しばしば」をわからないまま使うよりは、
他の訳を充てるのが賢明だと判断しました。
評判はやはり、
「頻繁に」
のほうが講師にも生徒にも好評です。
反対に国語の授業で、
助動詞の所などで、
「使役」「受身」「可能」はどうやって見分けるのですか?
といわれたときに、特に理系の塾生に有効なのですが、
それぞれ、
「makeとかlet」「beプラス過去分詞」「canとかbe able to」
と教えれば一発で理解してくれます。
理由は、理系生徒は英語のほうが国語より勉強量が多いからです。
中学生の国文法を忘れているという寂しさはありますが・・・。
このように、国語と英語を掛け持ちするメリットは結構あります。
では。