大学附属高校の受験勉強①名物先生
私の通っていたK大学附属高校での大学受験勉強ですが、それにはまず、名物副校長だったI先生の存在が大きかったです。
私たちは18歳人口200万人超の時代だったので、なんと大学進学率は26%しかありませんでした。
※現在18歳人口は100万人ちょっと。。大学進学率も50%程度になってます。
そんな激烈な受験戦争を繰り広げていた平成初期、公立進学校からK高校へ招かれたのがI先生でした。
担当は古典だったのを覚えています。口癖は、
お前らは天才でも秀才でもない、
精一杯凡人や!
凡人がどうやったら合格するかというとやな、
アホみたいに努力したらええんじゃ!
エスカレータのやつらは、
目いっぱい定期テスト勉強せい!
附属高校入れてくれた親に感謝せい!
外部受験に比べたら屁みたいな努力や!
外部受験するんやったら、
毎日毎日、飯食うみたいに、呼吸するみたいに基礎、基本を鍛錬するんや!
鍛は1000回、錬は10000回やる言う意味や!
単語が覚えられへん?計算ミスしてまう?
アホか!
鍛錬したら誰でもできるわ!
鍛錬が足りんのや!
東大でも鍛錬した奴が受かるんや!
忙しくて時間が無い?
アホか!
優先順位を考え!
睡眠、飯、風呂、トイレ、それ以外に何時間あると思とんねや!
漫画読んだり、テレビ見たり、カラオケ行ったりしとる時間があるくせに受験なめんな!
とまあ、当時御年60を超えて馬力のある先生でした。。。
しかも、この先生、なんと私の母親の高校時代の恩師でもありました。
声のデカいギョロ目のI先生、と言えばすぐ母親も気づいたようです。
「それ、間違いなくI先生やん、まだピンピンしてはるんやなあ。。」と笑っておりました。
なので、何かと声をかけられ。。。辟易したのを覚えています。
「お前のおかあちゃんはな。。。。」と、ことあるごとに比べられ。。。
知りたくもない高校時代の母の成績まで知る羽目になりました。。
そして彼から学んだ、
「優先順位と努力はことを成す原動力」という考え方は、
「凡人が秀才に勝つ方法」として私の中に刻み付けられたのです。