学生生活と学費のお話
こんにちは、教育しん研です。
高校の学費ですが、埼玉県立は民主党政権の時から無料となっています。
私立高校は、概ね月5万円、ということは年間60万円、ということは3年で180万円が授業料だけでかかります。
さて、大学はというと、
国立大学平均・・・・・年間54万円・・・・・・・・・4年間で216万円
私立文系平均・・・・・年間74万円・・・・・・・・・4年間で296万円
私立理系平均・・・・・年間104万円(医療系除く)・・4年間で416万円
このほかに設備費(大学によってばらばら)や、入学金(25万~30万)がかかります。
私は私立文系だったのですが、幸いなことに無利息の奨学金を借りることができました。
総額で229万5千円、つまり学費の8割弱を奨学金でまかなうことができました。
足りない分は、アルバイトで余裕で補える額だったので、大学生になってからは授業料は自分で支払うことが可能でした。
社会人になってから、毎月1万円と少しを日本学生支援機構(当時は日本育英会)に返済していました。初任給は20万円程度だったと思いますが、仕事が忙しく、浪費癖もなかったので、一度も苦しいと思ったことはありません。
その奨学金の返済が、あと2ヶ月で終了します。
なんだか寂しい気さえします。
大学受験生を教えるようになってから、学生支援機構からお知らせが届くたびに、
「私が返済している奨学金が、この子たちの奨学金になるのだなぁ」
と、社会に対する恩返しの心地よさがありましたから。
まとめます。
①裕福でなくても頑張って勉強すれば合格するだけじゃなく、自分の力で大学に通うことも可能である(良い大学に入って就職することで、奨学金の返還は容易である)。
②奨学金制度のある日本の受験生であることに感謝すべきである。
③学費を出してくれる家庭に生まれたことはそれだけで幸せなことである。
④だから保護者や社会に感謝するべきである。
⑤だから勉強ぐらいがんばれ!←結局ここ
では。