恩師その④(授業受けてないのにお世話になりました)。
こんにちは、教育しん研です。
CristalSeven43石
高校の恩師シリーズ(?)4人目です。
①古典の副校長I先生(しかも親子2代で世話になるという。。)
②数学の最年長U先生
③進学クラスのNG体育
彼らは思いっきりベテランでしたが、今日は若い新任の先生のお話です。
物理のNJ先生、実はNJ先生の授業を私は受けてません。
なぜかというと、私の世代の受験生は覚えがあると思うのですが、
「文系の理科は生物に決まってるやん」
という不文律があったからです。。。
私はダメもとで、「僕、数学選択の文系なんで、理科は物理やりたいです、なんとかなりませんか?」
と、例の副校長にお願いしましたが、
「いや、あかんな。。。物理は理系限定やねん。。。すまんな」
と、丁重に断られたので。。。
泣く泣く裏番組の生物に出席しました。。。
生物も面白かったのですが。。。いかんせん膨大な暗記量、
主要3科が英国数の私には地獄でした。。。
当時の生物には、数学が活かせる分野がとても少なかったのです。
が、物理のNJ先生にはお世話になりました。
私は寮で暮らしてたのですが、男子寮は持ち回りで宿直の先生が居ました。
その宿直に、若手のNJ先生がよく泊まってくれたのです。
私のルームメイトが理系だったので、NJ先生と親しく、よく質問しに当直室に行ったので、私もついでに数学の質問をしにNJ先生の日はいってました。
NJ先生は「俺みたいなチョンガー(独身)には正直、宿直ありがたいんや。。。手当も出るし、飯まで付いとるし。。。」
という理由で宿直ウエルカムだったのです。
「文系のくせにお前毎回質問に来るんやな。。。まあええけど」
と言いつつ、ビール片手に赤い顔でよく数学見てもらいました。
U先生には「数学は半分暗記」を習いましたが、年の近いNJ先生には、「数学はやはりまずは理解」を再確認で教わりました。
特に幾何やベクトル、微分積分などは、理系の視点から面白いものを沢山教えてくれました。
「数学はな、物理やるための道具やとおもとんや、俺らは、まあ、あんまりでかい声で言うたら数学の先生に怒られるけどな。。。」
目的ではなく、道具としての数学
これが新鮮でした。
NJ先生のおかげで、受験数学の複合問題に強くなれました。
実は私、母校(大学)の数学、入試本番で満点でした。入学後、基礎数学の教授の授業をたまたま受けて、仲良くさせてもらい、しかもこの教授がたまたま私の年度の試験委員だったので判明したのですが。。。
この成果も、U先生とNJ先生のおかげだったのは言うまでもありません。
だから、「授業うけてないのに恩師」なのです。
先日、NJ先生の名前をお見掛けしましたが、なんと副校長に出世なさっておられました。。。
お元気そうで何より、田舎に帰ったときに母校に寄ってみようかな。。
では。