方程式って何の役にたつの?
「方程式って何の役にたつの?」
そんな質問が今年もきかれます。
ゆとり廃止で、方程式の基本が小学校の算数にも食い込んできて、
新一年生はもちろん、新6年生も方程式の基礎を学ぶことになります。
こんな質問はほかにも多くあります。
私はいつも子供たちに答えるのですが、
「中学生で勉強することにはほとんど無駄がないんだよ。」
といいます。
理科・社会はもちろん、
数学なんていうのは、大人になってから知らず知らずに
生活の中で使っています。
方程式と割合なんていうのは、
①バーゲンセールの値引き額
②350ccで130円のコーラと500ccで150円のコーラはどっちが得か考えるとき。
③魚屋のおじさんが仕入れ値から売値を計算するとき。
と、すぐに3つくらいは活用例が浮かんできます。
高校生になると、虚数(きょすう)
なんていうものを習うのですが、
これなんか名前からしてすごいですね、
なんといっても虚(うそ)の数なんですから(笑)。
簡単にいうと、2乗(同じ数字を二回掛けること、
例えば2×2とか5×5とか)して-1になる数のことなんですが、
なんとこんなに実生活からかけはなれていそうな知識でも、
ちゃんと天文学という分野で実際に使われるのです。
天文学といえば暦ですから。
カレンダーがないとどんなに困るか想像しやすいですね。