消毒液のお話
こんにちは、教育しん研です。
今日は、消毒について。
大きく分けて手指消毒には二種類あります。そして注意すべきが、什器の消毒にも2種類あります。名前が似ている成分がありますので注意してください。
①アルコール消毒(手指用・什器用共通)
ⅰ手指用→濃度約70%、残り約30%は精製水が望ましい
ⅱ什器用→無水エタノールが使える。←これはパソコンなどの水分を嫌うものに使うやつです。手指用には向きません。手指用にするには、70%まで濃度を落として、揮発の速度をおさえなければ意味がありません。
※素人は決してメチルアルコール(アルコールランプに使うやつ)に触れてはいけません。手指にはもちろん什器にも。人体に有害です!
②次亜塩素系消毒
ⅰ手指用→次亜塩素酸を使います。HClOです。実験器具があれば、作れますが、濃度などを間違えると大変なので、基本買ってください。原料が塩水か塩酸なのですが、塩酸なんかは扱いを間違えると大変危険です。
ⅱ什器専用→次亜塩素酸ナトリウムで消毒できます。が、これはいわゆる漂白剤です。ハイターとかですね。人体に有害なので、手指用には使えません。基準値まで希釈して、床を拭いたり窓を拭いたりするのに使えます。このご時世でも簡単に手に入りますが、メチル同様手指には絶対使わないでください。
さて、基本手指用にはアルコールが無難だと思います。注意点としては70%前後のものを使用することと、メチルを間違えて買ってはいけません。
次亜塩素酸水は手指に使えますが、次亜塩素酸ナトリウムは使えません。名前が似てるので注意しましょう。
もちろん、頻繁に石鹸でしっかり洗い流すのが一番良いので、手指用消毒があるから安心などとは思わず、頻繁な手洗いが基本となります。
では。