異文化コミュニケーション②
こんにちは、教育しん研です。
私の友人(外国人)のあいだで、
築地市場が大人気だったことがあります。
来日した彼らや、その家族を何度か案内したのですが、
東京の街中よりも、
築地市場は喜びました。
主にヨーロッパ人とアフリカ人なのですが、
朝の市場に一歩足を踏み入れたとたん、
彼らは声もなく立ちすくみました。
なにしろ魚といえば鮭の燻製を想像する彼らにとっては(ドイツ人の人ごめんなさい)、
よほど衝撃的な光景であったらしいのです。
一段落したところで、
まくし立てるように質問が飛んできました。
①これはぜんぶ日本の海で採れるのか?
②漁船が今着いたところなのか?
③こんなに沢山並べてたら腐ってしまうのではないのか?
④どんどん売れてるようだけどどうやって料理するのか?
⑤日本人は魚ばかり食べているのか?
こんな感じで
説明に苦慮するような勢いで・・・・・
考えてみれば、
私達はかくも豊かな海の恵みを
当然のことのように享受しているわけですが、
これだけの量と種類と鮮度は、
世界中のどこに行こうがまずお目にはかかれません。
世界中でもっとも一般的に食されている魚といえば
私の経験上やはり鮭だと思います。
その次は恐らくスズキかタラだと思われます。
しかし日本では必ずしも鮭が珍重される訳ではなく
ましてや、スズキはさほど一般的ではありません。
タラも世界区ではあると思いますが、
日本ではなべの具材としての認識がメジャーです。
(焼き物とか絶品なんですが・・・)。
私が考えるに、多分
鮭やタラやスズキにこだわる必要もないくらい、
私たち日本人は無数の鮮魚に恵まれているのです。
私も、
今日は魚が食べたい
とは考えないで、
今日は鯖が食べたいな、
明日はサンマがいいな。
などと考えます。
そして、スーパーでは、
サンマは一夜干しにするか、
生にするか迷ったりもします。
本当に魚に関しては無限大の選択肢をもった民族なのです。
築地てすげーよ、本気で、、
魚人島みてぇ・・・・
by アンドリューさん、from England.
では
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興味深いお話ありがとうございました。
私も留学中の衝撃的な出来事を思い出しました。
仲良しの同級生を夕食に招待した時。
ごく自然に鮭をムニエルにして出したら、
「わあすごい‼」と言うので、ムニエル珍しいのかと思ったら、
「魚食べるの生まれて初めて」ですって。
魚を23年間一度も⁈と驚愕しました。
美味しいと言って食べてくれましたが、無理しないでね、と何度も念を押しました。
因みに、キューバ系3世のアメリカ人です。
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>コア一宮教室さん
コメントありがとうございます。
海のある国でも、内陸部の人は総じて魚を食べないことがありますね^^。
逆に私はドイツ人の友人宅におよばれして、
「トンカツのマーマレードソース」
をご馳走になり、
「こんなの初めて!!」
とサプライズした経験があります。
箸を(フォークを)つけたあと丁寧に謝って、
ビールとソーセージとポテト(めっちゃ美味しかった)をおなかいっぱいご馳走になりました。
友人も気を悪くすることなく、
「日本人を呼んだ時はママレードかける前に訊く事にするよ」と笑っていました。