英検について注意、春休み予定
さて、春休みの英検対策の注意です。
まずですね。。。英検の目的を漢検同様確認しておきます。
①趣味またはモチベーションの目標
②高校受験内申点
③大学受験一般入試での利用
だいたいこの3つなのですが、私が指導したいのは②③です。
②は漢検同様、県立高校中堅校で3級、上位校で準二級が加点対象です。
で、③なのですが、これはタイミングがあります。授業や面談で詳しくお話しますが、例えば、
中学生が③目的で2級を取得、が必ずしも良いわけではありません。
事実、②目的と本人の強い希望で中3に無理して2級取得させたことがありますが、2級合格直後の子が
「aとtheの違いは何ですか?」
と訊いてきたことがあります。
しかもスコアは合格点ギリギリでした。
何が言いたいかというと、
「入試英語と検定英語は違う」ということです。
この子は②目的だったので結果オーライですが、③目的の場合には明らかにバランスを欠いています。
もう一つ例を挙げると、3級合格した中1の子が、中1ホクシンテストでは94点をマークしましたが、学校定期テストでは80点台しか取れてませんでした。そして当然「品詞の理解が不十分」なのです。
この子はある意味特別な例ですし、保護者や本人ともきちんと計画をもって大学入試を見据えて指導してるので良いのですが、
素人がこんなことをやってしまうと、あとあと弊害が出ます。
英語講師ならだれもがわかると思いますが、品詞の理解無しで大学受験英語を勉強するこは不可能です。
また、大学入試の外部試験利用も、各大学によってレギュレーションがバラバラなので、ちゃんとプロの受験指導を受けないとえらい目に合います。
というわけで、春休みの英検勉強は、
中学生は準二級までしかやりません。
新高1は英検やるひまがあったら、高校文法の基礎を固めてください。(勿論英検やってもいいですし、質問も受けますが、あくまで邪道だと考えてください。)
なので授業は文法の基礎からやります。
高2、高3は逆に2級以上しかやりません!(準二級以下は③目的には合いません。)
もしも、中学生と新高1で「2級受けたいのですが。。。」という場合は必ず相談してください。
中学生と新高1が2級やるデメリットを説明しますので、それを聞いてから受験してください^^。
では。