講師の上司
こんにちは、教育しん研です。
今回は教室責任者の授業についてです。
世の中に学習塾はたくさんありますが、
皆さんは、教室責任者や、
複数教室がある塾では塾長自らの指導をうけていますか?
教育しん研では、
必ず教室責任者と塾長は授業を受け持ちます。
なぜか?
教えたことがない経営者が雇った講師、
教えたことがない事務屋さんが雇った講師、
こんな先生に教わりたいですか?
私は教わりたくありません。
塾の講師はいわゆる先生です。
塾生にとっては師となる人物です。
ですから、講師としてのスキル(技能)を
ちゃんと理解した人でないと、
生徒を指導している担当講師の指導を
必ずといって良いほど間違えます(勿論100パーセントではありません)。
特に個別指導塾の場合は、
担当講師が担当する全塾生の個性を把握する必要がある為、
担当講師→教室責任者
の連絡の際に、責任者が講師であるかどうかによって伝わり方が大きく違います。
例えば、
担当講師「今日のA君(中2)は、どうも一次関数が弱いようです。基本的な計算はできています。」
といった時、
講師じゃない上司
「そうですか、ではそこを強化してください」
で終わりになる可能性があります。
講師である上司
「一次関数?、じゃ、比例のとこやらしてみてくれる?、1年のマイクリ(教材の名前)コピーしてやらしてみて、それで出来てなかったら、比例までさかのぼって。宿題も比例ね。なんかあったら呼んで、一回直接見るから。」
というふうに、指示が明確に出せます。
この指示には
①教材の指定
②現在の単元ではない勉強をさせる許可
③自分の後ろには責任者が控えている安心感
を担当講師に与えることが出来るわけです。
講師としても、勝手に前の学年の問題をやらしてよいのかどうか迷わなくて済みます。
教室責任者の指示が明確だから、指示通りのことを正確にやってくれます。
先生の安心感、自信、
反対に、
不安な気持ち、自信なさそうな気持ち
は、生徒に確実に伝わります。
だからこそ、
講師の実力を発揮させる上司は、
講師のスキルを持った人が望ましい
のです。
では
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最初は教育に関する熱意と高邁な理想を抱いて、
自ら教壇に立ち、生徒と向き合っていたものの
規模が大きくなり会社組織になって営利優先になると、
「経営者」に堕してしまった塾講師をたくさん見てきていますから。
私もその塾のトップが直接生徒と関わらなくなった=教壇に立たなくなったら終わり、と思っています。
私が在籍する塾では、学院長がちゃんと講座を持っていますよ。
ただ、ご年齢もあって毎年講座の数を減らして入るようですが。
その代わり、講師は学院長がご自身で選んだ信頼置ける人材、また学生講師は卒塾生のみです。
そして、事務がいない分、学院長が生徒一人一人と対話しています。
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素晴らしいポリシーだと思います。
教える側と教わる側の信頼関係があってこそ、幅広い可能性も広がると思います。
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>国語の先生さん
コメントありがとうございます。
嬉しいです。
本当に仰るとおり、卒塾生の講師は、私との絶妙なコンビネーションを発揮してくれる上に、人物の把握も数年にわたってし尽くしているので安心できます。励みになるコメント重ねて御礼申しあげます。
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>幼児期から考えるギフティッド教育 ~~Yaelの広場さん
コメントありがとうございます。子供達との信頼関係があってこそ、激励、叱責、そして誉めることが有効に機能します。又のぞきにきてくださいね^^。