近畿地方の受験生は有利?
こんにちは、教育しん研です。
最近模擬試験の国語で気づいたのですが、
「これは少し配慮に欠けるのでは?」
と思われる所がありました。
具体的には、いわゆる「関西弁のセリフ」が多用されている小説が題材でした。
その中で心情を問う設問があったのですが、
結構成績の良い子達が軒並み誤答していました。
確かに納得のいく説明が解答・解説集に掲載されていなかったので彼らも質問してきたのですが、
近畿ネイティブの発音で音読してあげると、子供達は理解してくれました。
近畿方言の抑揚・ニュアンスは、当然義務教育の国語では扱いませんから、
埼玉県草加市・越谷市の受験生には難問だったのではないでしょうか。
もう一つはセンター古文の過去問題です。
大阪・京都・兵庫の地名がやたら登場し、土地勘がある受験生は解答し易い設問がありました。
古文ですから近畿地方が登場する割合が高いのはいたしかたないとしても、
それが教養だといえばそれまでなのですが、やはり
土地勘が有利不利を決める設問をつくるのはどうかと思いました。
このような問題にあたった場合、可能であればネイティブの人に音読してもらうとよく理解できることがあります。
もしも、身近な親族に該当者が居た場合、
「おじさん、ちょっと読んでみて」
とお願いするのも良いのではないでしょうか。
では。