鎌倉仏教・・・禅宗系
こんにちは、教育しん研です。
念仏系の話が好評だったのでもう一発、
社会科鎌倉仏教には念仏系の他に、
日蓮宗、曹洞宗、臨済宗がありますね?
曹洞宗と臨済宗が、「禅宗」というジャンルです。
座禅を組んで修行するのですが、こちらは念仏系のお手軽さは無いです。
座禅(あぐらみたいな恰好)で座って目を閉じてる修行者を、
見回りながら、監督役の人が、時々、
「喝!」ってなんか平べったい棒みたいので叩いてるアレです。
結構「修行」っぽいのが受けて、外国人観光客なんかは好きみたいです。
まあ、「ザ、日本」って感じが出ますからね・・・・
とりあえず、中学生は、
禅宗というジャンルがあって、
曹洞宗は道元、臨済宗は栄西が開祖
こんなんでOKです。
さて、こっから高校日本史、
臨済宗と曹洞宗の開祖は勿論、宗派の著書、そして寺の名前も暗記して・・・
この二つの違いも押さえましょう。
大きな違いは、
臨済宗には「考案」があるということです。
これは曹洞宗にはありません。
考案とは、平たく言うと、
師匠「○○についてお前どう思ってる?」
とお題を出し、
弟子「こうこう、こういうことだと思います」
と考えを述べるための「お題」です。
私なんかはこれを日本史で習った時、
「なんか日本テレビの大喜利みたい・・・」
と思いました(臨済宗の偉い人ごめんなさい・・・)
俗にいう「禅問答」ですね。
対して、曹洞宗にこんなのは無いです(少なくとも高校日本史では)
曹洞宗のモットーは
「只管打坐」だと正法眼蔵(←これ暗記ね、道元さんの著書だよ。)にも書いてます。
ざっくりいうと、
「難しいこと考えないで頭ん中空っぽにして座っときゃいいんだよ!」
ってことらしいです。
お題をもらって考え述べる臨済宗、
「とりあえず座っとけ」の曹洞宗、
同じ禅宗でま反対やないかい!
と思います。
仏教関係者のかたには申し訳ありませんが・・・(絶対もっと深いですよね。。)
受験勉強の日本史で習うのはこんな感じです。
では。