7/17火曜日 社会科を生活の中で知ってみる、東京オリンピック(昭和)
こんにちは、教育しん研です。
Tuesday-July17th2018
写真は親類から受け継いだ
”オリンピアオリエントウイークリースイマー”
という古時計です。
昭和も昭和、ド昭和、
昭和39年(1964年)に開催された
第18回夏期東京オリンピックの時期に購入したそうです。
今はセイコーエプソンに吸収合併されて、ブランド名だけが残っていますが、”オリエント時計”という国産メーカーの品です。
手巻きなので使用する日にゼンマイを手動でまいてやらなければなりません。
”スイマー”という名前がついていますが、現在の防水性は勿論皆無です。
整備してくれた時計師さんからも、
「衝撃と水濡れには気を付けてください、一発でお釈迦です」
と厳重注意を受けています。
その直後に私は一度落として壊していますが^^;。
「旦那、あれほど言ったでしょう。。。」とご高齢の時計師さんにため息をつかれました。まあ、なんとか修理してもらって、日差10秒以内で今は稼働してます。(職人技とは凄いものだ)
昔の人は丁寧に時計を扱ったのだそうです。
現行時計、特に私はGショックも愛用しているので何とも不便な古時計の欠点に驚かされるとともに、
電子制御抜きでよくもまあ、こんな精度を機械式古時計がだせるものだと感心します。
値段も当時1万円弱だったそうです。
昭和39年の大卒初任給が約2万円ですから、
現在の大卒初任給を20万円として、
(ここから公民、高校生以外は読まないでOK)
物凄くアバウトにGDPデフレータ風に計算すると、
大卒初任給デフレータを
当時1964年を100、現在2018年を1000だとして計算します、
10000円/1000ポイント×100=1000%=10.00倍
10000円×10.00倍=100000円
(ここまで公民、実質GDPの成長率の計算、政治経済選択者はできるようにしときましょう)
現在価値だと10万円程度の腕時計だということになります。
そりゃ大切にするな。。。。
防水完璧な電波時計でも1万円台で買えてしまう現代の価値観では理解しがたいものです。
しかし、
曜日フル表記のデイデイト表示、
オリンピックを強調したロゴ、
ゼンマイの解ける(「ほどける」と読みましょう)音、
存在感とオンリーワン感は抜群です。
古いレンズ付き風防は割れてしまい、汎用品の風防ですが、
私のお気に入りです。
では。